第二音楽室

聖夜と同じ佐藤多佳子さんのSchool and Musicの作品。
『第二音楽室』、『デュエット』、『FOUR』、『裸樹』の4編の短編集で、登場人物の設定には中学生が多いです。
その中で、2000年以降の時代設定になると登場人物の考え方が窮屈そうなのは、実際に若い人がそういうものなのでしょうか?すごく周りを気にしていて、そんなのでは「疲れて当然。学校だって行きたくなくなるでしょう。」と思いました。
他人の評価を気にするのは、菊と刀(ルース・ベネディクト)の “恥の文化”から日本人の特性として変わらないということでしょうか(最近、文明が進歩していくと、絶対的な善悪の基準で判断しようとする罪の文化から、善悪レベルより細かいレベルの恥の文化に移行するという話を読んだ気もしますが)。
『FOUR』が良いと思えるのは時代設定(1988年)と主人公が中学生という部分もあるのではないでしょうか?
『裸樹』が良いっていう人は、今の世で人間関係に苦労している(苦労した経験あり)ように思えました。
ともあれ、本作の人間関係の時代性を抜きにしても、音楽で人と繋がるのは、感動で心が震える経験を重い出せてくれる点で面白い作品です。
☆4つ

第二音楽室―School and Music
文藝春秋
佐藤 多佳子
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